脳ドック

脳ドックとは

脳ドック自覚症状の出にくい脳動脈瘤をはじめとした脳の病気に対して、早期発見と予防を目的とした脳に特化した健康診断であり、日本独特の予防医学です。脳の病気は突然に発症して命の危険や重症な後遺症につながるものや、気付かずに進行させてしまうと日常生活に大きな支障を及ぼすものが多くを占めます。脳ドックを受けることで、このような脳の病気を未然に防ぐために効果的な早期治療や予防が可能になります。

脳ドックの対象となる方

このような持病のある方や生活習慣の方には脳ドックをお勧めいたします。

  • 脂質異常症の方
  • 脳卒中・認知症の家族歴がある方
  • 肥満気味の方
  • 高血圧の方
  • 喫煙される方
  • 糖尿病の方

これらの項目は危険因子と呼ばれており、すぐに危ないわけではないものの、将来的に病気になる危険性が高い要因のことをいいます。

脳ドックの特徴・メリット

MRI検査を中心に脳の状態を調べます。

検査当日に結果説明

スタンダードプランでは検査後に説明を行いますので、すぐに結果がわかります。

高画質のMRIを導入

鮮明な画像が得られる富士フイルム社製のMRIを導入しました。

丁寧な検査

通常のMRI検査1.5倍~2倍の枚数を撮影し、より細かな画像を作成します。

待ち時間の少ない

目安:ライトプランは30~60分、スタンダードプランは50~80分。

検査実施日時

平日の午後2時半から実施しています。

異常があった際も丁寧に
ご説明します

病変発見時はご本人にしっかり伝わるように説明します。

手術、入院が必要な場合

最適な専門の医療機関へご紹介します。

脳ドックを希望される方へ

下記の内容を確認の上、お電話にてご予約ください。

注意点

  • 脳ドックは自費で行う健診であり、保険診療ではありません。
  • MRI検査=脳ドックではありません。
  • 閉所恐怖症の方は時間に余裕がある“スタンダードプラン”をご予約ください。
  • 脳ドックを受けるのに補助金や助成金が支給される場合があります。
    • 公的医療保険から受けられる補助金
      • 加入している健康保険組合にお問い合わせください。
    • 会社が支給する補助金
      • 勤務先により支給を行っている場合があります。

脳ドックの料金

脳ドック:ライトプラン

28,600円(税込)

格安プラン お試しまたは
お時間のない人向け

検査項目:脳MRI、脳MRA、頸部MRA
◇滞在時間:30分~60分程度
◇当日の問診、結果説明はありません。
◇画像診断(読影)による評価を行い、異常の有無などの診断を行います。
※読影;撮影したMRI画像を基に画像診断を行うことです。
◇報告書:検査後2週間程度で送付します。

脳ドック:スタンダードプラン 

33,000円(税込)

しっかりとした検査と
結果説明を受けたい方向け

検査項目:脳MRI、脳MRA、頸部MRA
*院長による当日問診、結果説明あり

◇滞在時間:50分~80分程度
◇当日検査後、院長より結果説明を行います。モニターに撮影した画像を表示して説明を行います。
◇画像診断(読影)による評価を行い、異常の有無などの診断を行います。
※読影;撮影したMRI画像を基に画像診断を行うことです。
◇報告書:検査後2週間程度で送付します。

閉所恐怖症の方へ

万全な状態で迎え入れるため、時間に余裕があるこちらのコースをご選択ください。
ただし、撮影ができなかった場合も10,000円を頂きます。

脳ドックでわかる病気

  • 脳腫瘍
  • 無症候性脳梗塞
  • 脳出血の既往など
  • 未破裂脳動脈瘤
  • 脳の血管奇形
  • 脳萎縮
  • 水頭症

など

脳ドック受診の流れ

お電話にて脳ドックの日時をご予約ください。

1ご来院・受付

受付当日は予約時間の15分前までに来院してください。
受付にて脳ドック受診で来られたことをお伝えください。

2問診票の記入

問診票の記入MRI問診票、脳ドック問診票をご記載いただきます。

3検査

MRI検査書類の手続きが済みましたら、MRI室にご案内いたします。
検査着へ着替えていただきMRI撮影をします。所要時間は約20分です。

4結果説明

脳出血の治療ベーシックプランの方は更衣後に院長からのMRI結果説明があります。
ショートコースの方は後日、結果を郵送いたしますので、更衣後には会計になります。

5ご帰宅

受付にて会計していただき、ご帰宅してください。

6結果書類の郵送

後日、脳ドックの結果を郵送いたします。
希望の方には、MRIデータをCD-Rでお渡しします(1,100円(税込))。ただし、クレジットカードは使用できません。

脳ドックの重要性

健康寿命を長く保つために大切です
日本人の死因では、がん・心臓病、脳卒中が長年上位を占めています。脳卒中は、寝たきりになる原因疾患の1位であり、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血が含まれます。日本人は平均寿命は長いですが、健康寿命はそれより約10年短いとされています。健康上の問題がない状態(健康寿命)をできるだけ長く保つためにも、脳ドックは役立ちます。特に深刻な状態になる可能性が高いくも膜下出血は、原因となる脳動脈瘤の時点では自覚症状がほぼないため、早期発見のためには脳ドックの受診が有効な予防につながります。